OS認証ユーザ

OS認証ユーザについてのメモです。
OracleのOS認証とはOracleで作成されるユーザ(スキーマ)を、OSのアカウントと同名のユーザを作成し、外部認証ユーザとする事により、パスワードの管理とユーザ認証をOSによって行う仕組みです。
つまり、OSアカウントでログインした場合、ユーザ名/パスワードの認証無しにOS認証ユーザでOracleデータベースへの接続が可能となります。


  • メリット
    • Oracleユーザのパスワード管理が不要
    • OS上にパスワード文字列を保持させる必要がない
  • デメリット
    • OSアカウントにログイン可能であれば、パスワードを知らなくても、データベースへの接続が可能
    • Oracleスキーマと同数の、同名のOSアカウントが必要(クライアントも同様)
    • 一つのOSアカウントにログインした状態で、別のOS認証ユーザ(Oracleスキーマ)への接続が不可能。例えば、UNIXではsuコマンド等で対象のOSアカウントにログインし直す必要がある。

適用対象としては、DBA作業を実行する管理用スキーマが適当です。
この場合、DBサーバ上のシェル等にexportを組み込む場合にパスワードの記述が不要となります。